2011年2月18日金曜日

Arduino量産型(スタンドアロン)を安く作る(前編)

既製品を買うと3000~4000円弱してしまうArduinoですが、インスタレーション等でかなりの量が必要になるって事結構あると思います。

そこで少しでも安く、そして専門知識無しでArduinoを作る方法をメモメモ。




本来はArduinoのブートローダーを書きこまなきゃいけないので、色々と環境を整える必要がある上、Mac上では書き込みができず中々敷居が高かったのですが、スイッチサイエンスさんの方でDuemillanove書き込み済みのチップが売ってたのを見つけこれいいじゃん!と思い最近はもっぱらこっちを使ってます。

※まだArduinoを持ってない方や、一台で済むという方は純正品の購入をオススメします。

まず部品リスト。

ATmega328 Bootloader書き込み済みチップ(スイッチサイエンス) - 一個350円
22pF積層セラミックコンデンサ - 1パック100円(20個入)
0.1μF積層セラミックコンデンサ - 1パック100円(10個入)
10kΩ抵抗 - 1パック100円(100本入)
16MHz水晶発振子 - 1パック500円(10個入)
IC用ソケット - 1パック200円(10個入)
ピンソケット - 2個100円
ユニバーサル基盤 - 1枚70円

それと、USB経由でArduinoとPCを接続するための装置がこれ。
FT232RL USBシリアル変換モジュール

全部合わせると1520円(送料・代引き手数料別)この時点で既製品の半額くらいになります。
この構成はチップをスイッチサイエンス、部品を全て秋月で揃えています。秋月の場合、クリスタルやらコンデンサが全てパック販売なので、これだと余る部品がかなりあります。

これを余らせないよう、10個作れるように部品数を調整すると全部で5800円、なので1台あたり580円(やっぱり送料・代引き手数料は別)で作ることができます。

何故こんなに少ない部品でできるのかというのは、保護回路が無いのと、USBとのシリアル通信モジュールが別になっているからです。
なので、うっかりショートさせてしまうと本家ArduinoよりICが飛びやすいですからご注意を。

そして回路図は以下のとおり。

とまあこんな感じでとりあえず廉価版Arduinoを作ることが出来ます。後編ではパターン図やシリアル変換モジュールを使ってのプログラムの書き込み方法など。

0 件のコメント:

コメントを投稿