2011年2月13日日曜日

ファイルの色々・画像編

画像フォーマットについての色々ざっくりメモ。
各種類の特性と適した用途について書きます。
最近減ってきたけど、メールでじゃんじゃかBMP送ってきたりする人とかいたもんですから。

自分も前回路図の書類をPNGでよこして怒られました。反省をこめてメモ

[bmp]
Windowsのビットマップデータ。素直にビットの情報を並べてるだけなので重い
用途はローカルで編集する時くらい。それだって今日日使わない。メールとかで送ったらいかんやつ。

[tiff]
これもビットマップデータだけど、圧縮が色々あったり、チャンネルとか制約が少ないので編集途中とかには適してる。らしい。使ったことないな…

[RAW]
デジカメのrawデータ。めっちゃ重い。何故rawかと言うと、CCDやCMOSから得た画素データをそのまま格納しているからです。
デジカメの画素データを一般的な画像データに起こす時、回りのピクセルデータから少しずつ色情報を補完しあって一つの画像に仕上げます。そこで情報が確定してしまうと、ホワイトバランス等の補正処理を後から精度良く施せない、らしい。

画素センサーの精度が12ビットなのに対して、主な画像フォーマットは8ビットしかない。
そういう点でもRAWから現像する前にレタッチを施さないと、写真の質に関わってくるっていうことなんですね。

[jpg]
高速フーリエ変換を用いた非可逆圧縮の画像フォーマット。って書くとややこしいけど少しずつ情報を減らして容量を軽くするためのフォーマット。
色の変化が滑らかな写真向き。平面やアニメ塗りの画像だと、輪郭にモスキートノイズが発生します。特に赤が弱いそう。
モスキートとは別に、圧縮率を上げてくと量子化によるブロックノイズも発生するので、そこのトレードオフの見極めが重要なのかも。

[gif]
LZW圧縮を用いたフォーマット。主にウェブ用途ですね。あとは256色制限&アニメーションっていうあたりが主な特徴
今だとデコメとかによく使われてんのかな?透過もできるんで、ドット絵系にかなり向いてるフォーマット

[png]
調べて知ったけど、GIFの拡張系らしいです。Zip圧縮等で広く使われるDeflateアルゴリズムで圧縮してます。アルファチャンネルもサポートしてるので、個人的に制作でフォーマット迷ったらとりあえずコレ的な感じはある
Zipと同じ規格なので、PNGをZipで圧縮しても容量は変化しないです。

[psd]
あんま汎用じゃねーけど、一応書いておこう。Photoshop用のフォーマット
何でもありっちゃあり。でも何でもありだから特に技術的に書く事ないかな。

重い。編集させる目的以外で送ってこないでって感じ。渡す時は変換してください。

[ai]
これまでのがラスターデータなのに対して、ベクターデータのAdobe Illustrator規格。
結構メタ情報多そうだからベクターだからって軽いとは限らないっす。



本当にざっくり。でも美大でDTPとかメディアアート、写真とか映像とかやるんであれば最低限これだけの特性は覚えておいたほうがいいよねって思います。もっと勉強しなきゃだな…

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